2.9. パーティションテーブルの作成


パーティションテーブルは、テンプレートの一種で、Satellite Server が新規ホストで利用可能なディスクを設定する方法を定義します。パーティションテーブルは、プロビジョニングテンプレートと同じ ERB 構文を使用します。Red Hat Satellite には、Kickstart default などの、デフォルトのパーティションテーブルのセットが含まれます。また、パーティションテーブルのエントリーを編集して、任意のパーティションスキームの設定やパーティションテーブルのエントリー作成を行い、そのエントリーをオペレーティングシステムのエントリーに追加することができます。

Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、Hosts > Templates > Partition Tables に移動します。
  2. Create Partition Table をクリックします。
  3. Name フィールドにパーティションテーブルの名前を入力します。
  4. テンプレートを新しい組織またはロケーションに自動的に関連付けるように設定する場合は、Default チェックボックスをオンにします。
  5. テンプレートを他のパーティションテーブルで再利用可能なスニペットに指定する場合は、Snippet チェックボックスをオンにします。
  6. Operating System Family リストから、パーティションレイアウトのディストリビューションまたはファミリーを選択します。たとえば、Red Hat Enterprise Linux、CentOS、および Fedora は、Red Hat ファミリーに属します。
  7. Template editor フィールドに、ディスクパーティションのレイアウトを入力します。

    レイアウトのフォーマットは、オペレーティングシステムのフォーマットと一致する必要があります。たとえば、Red Hat Enterprise Linux には、キックスタートファイルと一致するレイアウトが必要です。次に例を示します。

    zerombr
    clearpart --all --initlabel
    autopart

    詳細は、「動的パーティションの例」 を参照してください。

    テンプレートエディターのファイルブラウザーを使用して、ファイルからレイアウトをインポートすることもできます。

  8. Audit Comment フィールドに、パーティションレイアウトの変更の概要を追加します。
  9. Organizations タブと Locations タブをクリックして、パーティションテーブルに関連付ける他のプロビジョニングコンテキストを追加します。Satellite により、現在のプロビジョニングコンテキストに、そのパーティションテーブルが追加されます。
  10. Submit をクリックしてパーティションテーブルを保存します。

CLI 手順

  1. パーティションレイアウトを含む ~/My_Partition_Table などのプレーンテキストファイルを作成します。

    レイアウトのフォーマットは、オペレーティングシステムのフォーマットと一致する必要があります。たとえば、Red Hat Enterprise Linux には、キックスタートファイルと一致するレイアウトが必要です。次に例を示します。

    zerombr
    clearpart --all --initlabel
    autopart

    詳細は、「動的パーティションの例」 を参照してください。

  2. hammer partition-table create コマンドを使用してインストールメディアを作成します。

    # hammer partition-table create \
    --file "~/My_Partition_Table" \
    --locations "My_Location" \
    --name "My_Partition_Table" \
    --organizations "My_Organization" \
    --os-family "Redhat" \
    --snippet false
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