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第6章 iPXE を使用したプロビジョニング時間の短縮

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iPXE は、オープンソースのネットワークブートファームウェアです。HTTP サーバーからのブートなどの追加機能で強化された完全な PXE 実装を提供します。iPXE の詳細は、iPXE の Web サイト を参照してください。

以下の制限により PXE を使用できない場合は、iPXE を使用できます。

  • マネージド外の DHCP サーバーのあるネットワーク。
  • ファイアウォールの制限などにより到達できない PXE サービス。
  • 低帯域幅ネットワークなどが原因で、信頼性の低い TFTP UDP ベースのプロトコル。

6.1. iPXE を使用するための前提条件

以下の場合は、iPXE を使用して仮想マシンを起動できます。

  • 仮想マシンが iPXE をプライマリーファームウェアとして使用するハイパーバイザー上で動作する。
  • 仮想マシンが BIOS モードにある。この場合、iPXE をチェーンブートし、HTTP プロトコルを使用してブートするように PXELinux を設定できます。

HTTP を使用して UEFI モードで仮想マシンを起動する場合は、代わりに 「UEFI HTTP ブートプロビジョニングを使用したホストの作成」 の説明に従います。

サポート性

Red Hat は、Red Hat Satellite での iPXE を正式にサポートしていません。詳細は、Red Hat ナレッジベースSupported architectures and kickstart scenarios in Satellite 6 を参照してください。

ホスト要件

  • プロビジョニングインターフェイスの MAC アドレスが、ホスト設定と一致する。
  • ホストのプロビジョニングインターフェイスには、有効な DHCP 予約がある。
  • NIC は PXE ブートが可能である。詳細は、supported hardware on ipxe.org のページで、iPXE ベースのブートディスクと機能することが想定されているハードウェアドライブのリストを参照してください。
  • NIC は iPXE と互換性がある。
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