第25章 サブスクリプションサービスの使用状況で、RHEL サーバーが予期しない場所に表示されるのはなぜですか?
一部の Red Hat 製品には Red Hat Enterprise Linux が付属しており、その製品をサポートするためにインストールされています。これは、別の製品に "バンドルされている" と言われることもあります。たとえば、RHEL は Red Hat Satellite に含まれており、サブスクリプションサービスの RHEL ページの Satellite ページビューで個別に追跡されますが、メインの RHEL の使用状況には表示されません。さらに、RHEL はすべての Red Hat OpenShift サブスクリプションに含まれていますが、RHEL ページの使用状況結果には RHEL は表示されません。バンドルされた RHEL は、実稼働ワークロードまたは同様の目的を持つ RHEL の合計使用量または容量に対して追跡またはカウントされません。
バンドルのサブスクリプションに含まれるセットがすべてインストールされずに、RHEL のバンドルパッケージが誤って単独でインストールされることがあります。ただし、これらの RHEL のバンドルパッケージは、バンドルされたサブスクリプションに含まれる証明書セットすべてに関連付けられます。サブスクリプションサービスは関連付けられている証明書を認識し、それを使用してサブスクリプションを識別するため、完全なバンドルから分離してインストールされた RHEL パッケージは予期しない場所で使用状況を報告し、使用状況、容量、サブスクリプションしきい値の報告が不正確になる可能性があります。
たとえば、バンドルされた Red Hat OpenShift Container Platform サブスクリプションから RHEL パッケージをインストールし、そのバンドルされているサブスクリプションの残りのパッケージをインストールしないと、そのサーバーに Red Hat OpenShift Container Platform ノードまたはクラスターがない場合でも、サブスクリプションサービスの Red Hat OpenShift ページの使用状況結果に RHEL サーバーがクラスターとして表示される場合があります。
最良の結果を得るには、Red Hat サブスクリプションとそれに関連するパッケージを、本来の目的に合わせてインストールする必要があります。バンドルされたサブスクリプションから分離されたパッケージをインストールすることはベストプラクティスではなく、サブスクリプションサービスでの使用結果の品質が低下します。