4.3.5. キャッシュファイル構築の為にボリュームグループのディスクスキャン


vgscan コマンドは LVM 物理ボリュームとボリュームグループを検索しながら、システム内の全てのサポートされるデバイスをスキャンします。これにより、 /etc/lvm/.cache ファイル内に LVM キャッシュファイルが構築されて、これが現在の LVM デバイスのリストを維持します。
LVM は、システムが起動した時点と、vgcreate コマンドの実行時や、 LVM が一貫性問題を検知した時点などの、他の LVM 稼働期間中に自動的に vgscan コマンドを実行します。ハードウェアの設定を変更した場合は、システムの起動時に存在していなかったデバイス状態がシステムに認識されるように vgscan コマンドを手動で実行する必要が出てきます。これは、例えば、SAN 上のシステムに新しいディスクを追加したり、物理ボリュームとしてラベルが付いていた新しいディスクをホットプラグする場合に必要になるでしょう。
You can define a filter in the lvm.conf file to restrict the scan to avoid specific devices. For information on using filters to control which devices are scanned, see 「LVM デバイススキャンをフィルターで制御」.
次の例では、vgscan コマンドの出力を示しています。
# vgscan
  Reading all physical volumes.  This may take a while...
  Found volume group "new_vg" using metadata type lvm2
  Found volume group "officevg" using metadata type lvm2
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