5.4.14.2. ミラー化ボリュームの拡張
Red Hat Enterprise Linux 6.3 リリースでは、新しいミラーリージョンの同期を実行しなくても
lvextend コマンドでミラー化論理ボリュームを拡張することができます。
lvcreate コマンドでミラー化論理ボリュームを作成する場合、--nosync オプションを指定すると、ミラー作成時にミラーリージョンは同期されません。詳細は、「ミラー化ボリュームの作成」 を参照してください。後ほど --nosync オプションを使用して作成したミラーを拡張する場合も、ミラーの拡張部分は同期されません。
--nosync オプションを使用して既存の論理ボリュームが作成されたかどうかを決定するには、lvs コマンドを使用して論理ボリュームの属性を表示します。論理ボリュームが初期同期を行わずに作成されたミラー化ボリュームの場合、その論理ボリュームには「M」の属性ビット 1 が設定されます。論理ボリュームが初期同期により作成された場合は、「m」の属性ビット 1 が設定されます。
The following command displays the attributes of a mirrored logical volume named
lv that was created without initial synchronization, showing attribute bit 1 as "M". Attribute bit 7 is "m", indicating a target type of mirror. For information on the meaning of the attribute bits, see 表5.4「lvs 表示フィールド」.
lvs vg LV VG Attr LSize Pool Origin Snap% Move Log Copy% Convert lv vg Mwi-a-m- 5.00g lv_mlog 100.00
# lvs vg
LV VG Attr LSize Pool Origin Snap% Move Log Copy% Convert
lv vg Mwi-a-m- 5.00g lv_mlog 100.00
このミラー化論理ボリュームを
lvextend コマンドで拡張する場合、ミラーの拡張部分は再同期されません。
lvcreate コマンドで --nosync オプションを指定せずにミラー化論理ボリュームを作成した場合、lvextend コマンドで --nosync オプションを指定することでミラーを再同期することなく論理ボリュームを拡張することができます。
以下の例では、
--nosync オプションなしに作成された論理ボリュームを拡張し、ミラーの作成時にそれが同期されたことを示しています。ただし、この例では、ボリュームの拡張時にミラーが同期されていないことを示しています。ボリュームには「m」の属性が設定されていますが、lvextend コマンドに --nosync オプションを付けて実行すると、ボリュームには「M」の属性が設定されることに注意してください。
ミラーが非アクティブの場合、ミラーの拡張時に同期はが自動的に省略されます。これは、
--nosync オプションを指定してミラーを作成する場合でも当てはまります。その代わりに、論理ボリュームの拡張部分を完全に再同期するかどうかがプロンプトされます。
注記
ミラーがリカバリを行う場合、
--nosync オプションを指定してボリュームの作成/拡張を行うと、ミラー化論理ボリュームを拡張することはできません。ただし、--nosync オプションを指定しないと、リカバリ中にミラーを拡張できます。