5.3.6. キャッシュファイル構築のためのボリュームグループのディスクスキャン
The
vgscan command scans all supported disk devices in the system looking for LVM physical volumes and volume groups. This builds the LVM cache file in the /etc/lvm/cache/.cache file, which maintains a listing of current LVM devices.
LVM は、システムの起動時、ならびに
vgcreate コマンドを実行した時や LVM が不整合を検出した時など、LVM が動作している他の時点で vgscan コマンドを自動的に実行します。
注記
ハードウェア構成を変更して、ノードに対してデバイスの追加/削除を行う場合、システムの起動時に存在していなかったデバイスがシステムに認識されるように
vgscan コマンドを手動で実行しなければならない場合があります。これは、例えば、SAN 上のシステムに新しいディスクを追加したり、物理ボリュームとしてラベルが付けられた新しいディスクをホットプラグする場合に必要になる可能性があります。
lvm.conf ファイル内でフィルターを定義することで、特定デバイスを避けるようにスキャンを限定できます。スキャンするデバイスを制御するためのフィルターの使用については、「フィルターを使用した LVM デバイススキャンの制御」 をご覧ください。
次の例では、
vgscan コマンドの出力を示しています。
vgscan
# vgscan
Reading all physical volumes. This may take a while...
Found volume group "new_vg" using metadata type lvm2
Found volume group "officevg" using metadata type lvm2