28.4. クラスターアラート受信側の設定
通常、アラートは受信側に送信されます。したがって、各アラートには、1 人以上の受信者を追加で設定できます。クラスターは、受信側ごとに別々にエージェントを呼び出します。
受信側は、IP アドレス、メールアドレス、ファイル名、特定のエージェントがサポートするものなど、アラートエージェントが認識できるものを設定します。
次のコマンドは、新しい受信側を指定のアラートに追加します。
pcs alert recipient add alert-id value=recipient-value [id=recipient-id] [description=description] [options [option=value]...] [meta [meta-option=value]...]
次のコマンドは、既存のアラート受信側を更新します。
pcs alert recipient update recipient-id [value=recipient-value] [description=description] [options [option=value]...] [meta [meta-option=value]...]
次のコマンドは、指定のアラート受信側を削除します。
pcs alert recipient remove recipient-id
代わりに、pcs alert recipient delete
コマンドを実行できます。これは、pcs alert recipient remove
コマンドと同じです。pcs alert recipient remove
コマンドおよび pcs alert recipient delete
コマンドの両方を使用すると、複数のアラート受信者を削除できます。
次のコマンド例は、受信者 ID が my-recipient-id
のアラート受信側 my-alert-recipient
を、アラート my-alert
に追加します。これにより、クラスターが各イベントの my-alert
用に設定したアラートスクリプトを呼び出すように設定され、受信者 some-address
が環境変数として渡されます。
# pcs alert recipient add my-alert value=my-alert-recipient id=my-recipient-id options value=some-address