検索

17.4. クラスターリソースの障害ステータスの解除

download PDF

リソースに障害が発生した場合は、pcs status コマンドでクラスターの状態を表示すると失敗メッセージが表示されます。障害の原因を解決しようとしたら、pcs status コマンドを再度実行してリソースの更新されたステータスを確認できます。また、pcs resource failcount show --full コマンドを使用してクラスターリソースの障害数を確認できます。

pcs resource cleanup コマンドを使用して、リソースの障害ステータスをクリアできます。pcs resource cleanup コマンドは、リソースのステータスと、リソースの failcount 値をリセットします。このコマンドは、リソースの操作履歴も削除し、現在の状態を再検出します。

次のコマンドは、resource_id で指定されたリソースのリソースステータスと failcount 値をリセットします。

pcs resource cleanup resource_id

resource_id を指定しないと、pcs resource cleanup コマンドは失敗数ですべてのリソースのリソースステータスと failcount 値をリセットします。

pcs resource cleanup resource_id コマンドの他に、pcs resource refresh resource_id コマンドを使用して、リソースのステータスをリセットし、リソースの操作履歴を消去することもできます。pcs resource cleanup コマンドと同様に、オプションを指定せずに pcs resource refresh コマンドを実行し、すべてのリソースのリソースステータスと failcount 値をリセットできます。

pcs resource cleanup コマンドおよび pcs resource refresh コマンドの両方が、リソースの操作履歴を消去し、リソースの現在の状態を再検出します。pcs resource cleanup コマンドは、クラスターの状態に示されているように、アクションが失敗したリソースでのみ動作しますが、pcs resource refresh コマンドは、現在の状態に関係なくリソース上で動作します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.