82.10. tripleo deploy
コンテナー化されたアンダークラウドをデプロイします。
使用方法:
値 | 概要 |
---|---|
--templates [TEMPLATES] | デプロイする Heat テンプレートが格納されているディレクトリー。 |
--standalone | 非推奨。--standalone 引数は非推奨になりました。スタンドアロンデプロイメントは、--standalone を渡すことなく実行できるようになりました。 |
--upgrade | 既存のデプロイメントをアップグレードします。 |
-y, --yes | yes/no プロンプトを省略します (yes を想定)。 |
--stack STACK | 一時 (一時的に作成して破棄する)heat スタックの名前 |
--output-dir OUTPUT_DIR | 状態、処理された heat テンプレート、Ansible デプロイメントファイルを出力するディレクトリー。デフォルトは ~/tripleo- deploy/<stack> です。 |
--output-only | Ansible Playbook は実行されません。デフォルトでは、Playbook は output-dir に保存され、その後実行されます。 |
--standalone-role STANDALONE_ROLE | デプロイメントのアクションを反映するときに、スタンドアロン設定に使用するロール。 |
-t <TIMEOUT>, --timeout <TIMEOUT> | デプロイメントのタイムアウト (分単位) |
-e <HEAT ENVIRONMENT FILE>, --environment-file <HEAT ENVIRONMENT FILE> | heat stack- create または heat stack-update コマンドに渡す環境ファイル。(複数回指定することが可能です。) |
--roles-file ROLES_FILE, -r ROLES_FILE | ロールファイル。デプロイメントに使用する t-h-t templates ディレクトリーのデフォルトの roles_data_undercloud.yaml を上書きします。絶対パスまたは templates ディレクトリーへの相対パスを指定できます。 |
--networks-file NETWORKS_FILE, -n NETWORKS_FILE | ロールファイル。デプロイメントに使用する t-h-t templates ディレクトリーのデフォルトの /dev/null を上書きします。絶対パスまたは templates ディレクトリーへの相対パスを指定できます。 |
--plan-environment-file PLAN_ENVIRONMENT_FILE, -p PLAN_ENVIRONMENT_FILE | 非推奨: 計画環境ファイル (サポート対象外) |
--heat-api-port <HEAT_API_PORT> | インストーラーのプライベート heat API インスタンスに使用する heat api ポートオプション: デフォルト: 8006。 |
--heat-user <HEAT_USER> | 非特権 heat-all プロセスを実行するユーザー。デフォルト値は --deployment-user です。 |
--deployment-user DEPLOYMENT_USER | tripleo deploy コマンドを実行するユーザー。デフォルトは $SUDO_USER です。$SUDO_USER が設定されていない場合は、デフォルトで stack に設定されます。 |
--deployment-python-interpreter DEPLOYMENT_PYTHON_INTERPRETER | デプロイメントアクションに使用する Python インタープリターへのパス。指定しない場合は、openstackclient の python バージョンが使用されます。これは、python3 システムから python2 ホストにデプロイする場合や、その逆の場合に使用する必要がある場合があります。 |
--heat-container-image <HEAT_CONTAINER_IMAGE> | heat-all プロセスの起動時に使用するコンテナーイメージデフォルトは registry.redhat.io/rhosp- rhel9/openstack-heat-all:17.0 です。 |
--heat-native [HEAT_NATIVE] | このホストで heat-all プロセスをネイティブに実行します。このオプションは、heat-all バイナリーをこのマシンにローカルにインストールすることを要求します。このオプションはデフォルトで有効になっています。したがって、heat-all はホスト OS 上で直接実行されます。 |
--local-ip <LOCAL_IP> | アンダークラウドトラフィックのローカルの ip/cidr (必須) |
--control-virtual-ip <CONTROL_VIRTUAL_IP> | コントロールプレーンの仮想 IP。これにより、アンダークラウドのインストーラーはコントロールプレーンにカスタム仮想 IP を設定できます。 |
--public-virtual-ip <PUBLIC_VIRTUAL_IP> | パブリックの nw 仮想 IP。これにより、アンダークラウドインストーラーはパブリック (外部)NW でカスタム仮想 IP を設定できます。 |
--local-domain <LOCAL_DOMAIN> | スタンドアロンクラウドおよびその API エンドポイントのローカルドメイン |
--cleanup | 一時ファイルをクリーンアップします。このフラグを使用すると、コマンド実行後にデプロイメント時に使用される一時ファイルが削除されます。 |
--hieradata-override [HIERADATA_OVERRIDE] | hieradata オーバーライドファイルへのパス。heat 環境ファイルを参照する際には、--environment-file により t-h-t に渡されます。ファイルにレガシーの instack データが含まれている場合には、<role>ExtraConfig でラップされ、--output-dir に成される一時ファイルとして t-h-t に渡されます。instack hiera データには t-h-t との互換性がないので、手動によるリビジョンが必要になる可能性が高くなっています。 |
--keep-running | スタック操作が完了した後に、一時 heat を稼働したままにします。これはデバッグ目的にのみ使用されます。一時 Heat は、OS_AUTH_TYPE=none OS_ENDPOINT=http://127.0.0.1:8006/v1/admin openstack スタックリストで openstackclient により使用されます。ここで、8006 は --heat- api-port で指定したポートです。 |
--inflight-validations | デプロイ中のインフライト検証をアクティブにします。インフライト検証は、デプロイされたサービスがアクティベーション直後に実行されるようにする堅牢な方法を提供します。デフォルトは False です。 |
--transport TRANSPORT | ansible.use "ssh" をマルチノードのデプロイメントに使用する際に使用するトランスポートメカニズム。スタンドアロンデプロイメントには "local" を使用します。デフォルトは "local" です。 |
--ansible-forks ANSIBLE_FORKS | config- download ansible-playbook コマンドに使用する Ansible のフォークの数。 |
--disable-container-prepare | コンテナー準備アクションを無効にして、コンテナータグの更新および新しいコンテナーの取得を阻止します。これを省略しても、コンテナーパラメーターが設定されていない場合は、デプロイメントアクションが失敗する場合があります。 |
--reproduce-command | ansible コマンドラインおよびすべての環境変数を使用して、reproducer コマンドを作成します。 |
--force-stack-update | 一時 heat スタックの仮想更新を行います (実際の更新はできません)。新規または失敗したデプロイメントは常に stack_action=CREATE を持ちます。このオプションは、stack_action=UPDATE を強制します。 |
--force-stack-create | 一時 heat スタックの仮想的な作成を行います。新規または失敗したデプロイメントは常に stack_action=CREATE を持ちます。このオプションは、stack_action=CREATE を強制します。 |