第12章 Red Hat Update Infrastructure のバックアップと復元
Red Hat Update Infrastructure (RHUI) サーバーをインストールして設定したら、それらをバックアップすることを推奨します。RHUI のバックアップは、問題が発生した場合や RHUI を正しく設定していない場合に役立ちます。このような場合、RHUI を復元することで以前の作業設定に戻すことができます。
RHUI を正常にバックアップするには、すべての RHUA、CDS、および HAProxy ノードをバックアップする必要があります。
12.1. Red Hat Update Appliance のバックアップ
Red Hat Update Appliance をバックアップするには、関連するすべてのファイルとストレージをバックアップする必要があります。
RHUA をバックアップするには、関連するサービスを停止する必要があります。ただし、クライアントはコンテンツ配信サーバー (CDS) にのみ接続されているため、サービスを停止しても、クライアントインスタンスがパッケージの更新またはインストールを無効にすることはありません。したがって、自動モニタリングソリューションを導入している場合、バックアッププロセス中にモニタリングが失敗する可能性があります。
手順
pulp-server
サービスを停止します。# systemctl stop pulpcore-api pulpcore-content pulpcore-worker\*
サービスが停止したかどうかを確認します。
# systemctl status pulpcore-api pulpcore-content pulpcore-worker\*
以下のファイルをバックアップします。
# cp -a <source_files_path> <destination_files_path>
重要ファイルをバックアップするときに、ファイルが現在の属性を保持していることを確認してください。
ファイルのリスト:
- /etc/pki/rhui/*
- /etc/pulp/*
- /etc/rhui/*
- /etc/rhui/rhui-tools.conf
- /etc/nginx/*
- /root/.rhui/*
- /var/log/rhui/*
- /var/log/rhui-subscription-sync.log*
オプション: /var/lib/rhui/*
注記このディレクトリーをバックアップすると、ダウンロードされたすべてのコンテンツがバックアップされるため、データ量が多くなる可能性があります。
- 生成されたクライアントエンタイトルメント証明書とクライアント設定 RPM をバックアップします。
RHUI サービスを再起動します。
# rhui-services-restart