18.4. AMQ Streams 1.6 へのアップグレード
このセクションでは、AMQ Streams 1.6 を使用するようにデプロイメントをアップグレードする手順について説明します。
AMQ Streams によって管理される Kafka クラスターの可用性は、アップグレード操作の影響を受けません。
特定バージョンの AMQ Streams へのアップグレード方法については、そのバージョンをサポートするドキュメントを参照してください。
18.4.1. Kafka ブローカーおよび ZooKeeper のアップグレード
この手順では、最新バージョンの AMQ Streams を使用するように、ホストマシンで Kafka ブローカーおよび ZooKeeper をアップグレードする方法を説明します。
前提条件
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Red Hat Enterprise Linux に
kafka
ユーザーとしてログインしている。
手順
AMQ Streams クラスターの各 Kafka ブローカーに対して、以下を 1 つずつ行います。
カスタマーポータル から AMQ Streams アーカイブをダウンロードします。
注記プロンプトが表示されたら、Red Hat アカウントにログインします。
コマンドラインで一時ディレクトリーを作成し、
amq-streams-x.y.z-bin.zip
ファイルの内容を展開します。mkdir /tmp/kafka unzip amq-streams-x.y.z-bin.zip -d /tmp/kafka
実行中の場合は、ホストで実行している ZooKeeper および Kafka ブローカーを停止します。
/opt/kafka/bin/zookeeper-server-stop.sh /opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh jcmd | grep zookeeper jcmd | grep kafka
既存のインストールから
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーを削除します。rm -rf /opt/kafka/libs /opt/kafka/bin /opt/kafka/docs
一時ディレクトリーから、
libs
、bin
、およびdocs
ディレクトリーをコピーします。cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/libs /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/bin /opt/kafka/ cp -r /tmp/kafka/kafka_y.y-x.x.x/docs /opt/kafka/
一時ディレクトリーを削除します。
rm -r /tmp/kafka
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テキストエディターで、一般的に
/opt/kafka/config/
ディレクトリーに保存されているブローカープロパティーファイルを開きます。 inter.broker.protocol.version
およびlog.message.format.version
プロパティーが 現行 バージョンに設定されていることを確認します。inter.broker.protocol.version=2.5 log.message.format.version=2.5
Inter.broker.protocol.version
を変更しないと、ブローカーはアップグレード中も相互に通信を継続できます。プロパティーが設定されていない場合は、現在のバージョンでプロパティーを追加します。
更新された ZooKeeper および Kafka ブローカーを再起動します。
/opt/kafka/bin/zookeeper-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/zookeeper.properties /opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
Kafka ブローカーおよび Zookeeper は、最新の Kafka バージョンのバイナリーの使用を開始します。
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再起動したKafkaブローカーが、フォローしているパーティションレプリカに追いついたことを確認します。
kafka-topics.sh
ツールを使用して、ブローカーに含まれるすべてのレプリカが同期していることを確認します。手順は、トピックの一覧表示および説明 を参照してください。 - 「Kafka のアップグレード」 の説明に従って、Kafka をアップグレードする手順を実行します。