4.10.3. Kafka ブローカーの再認証の設定
AMQ Streams の OAuth 2.0 認証に使用される Kafka SASL OAUTHBEARER メカニズムは、再認証 メカニズムと呼ばれる Kafka 機能をサポートします。
リスナー設定で再認証メカニズムが有効になっている場合、アクセストークンの期限が切れるとブローカーの認証されたセッションが期限切れになります。その後、クライアントは接続を切断せずに新しい有効なアクセストークンをブローカーに送信し、既存のセッションを再認証する必要があります。
トークンの検証に成功すると、既存の接続を使用して新しいクライアントセッションが開始されます。クライアントが再認証に失敗した場合、さらにメッセージを送受信しようとすると、ブローカーは接続を閉じます。ブローカーで再認証メカニズムが有効になっていると、Kafka クライアントライブラリー 2.2 以降を使用する Java クライアントが自動的に再認証されます。
Kafka server.properties
ファイルで Kafka ブローカーのセッションの再認証を有効にします。OAUTHBEARER を SASL メカニズムとして有効にした TLS リスナーに connections.max.reauth.ms
プロパティーを設定します。
リスナーごとにセッションの再認証を指定できます。以下に例を示します。
listener.name.client.oauthbearer.connections.max.reauth.ms=3600000
セッションの再認証は、高速のローカル JWT とイントロスペクションエンドポイントの両タイプのトークン検証でサポートされます。設定例については、「Kafka ブローカーの OAuth 2.0 サポートの設定」 を参照してください。
Kafka バージョン 2.2 に追加された再認証メカニズムの詳細は、「KIP-368」を参照してください。