第8章 JMX を使用したクラスターの監視
Zoo Keeper、Kafka ブローカー、Kafka Connect、および Kafka クライアントはすべて、 Java Management Extensions (JMX) を使用して管理情報を公開します。管理情報の多くは、Kafka クラスターの状態やパフォーマンスを監視するのに役立つメトリクスの形式になっています。他の Java アプリケーションと同様に、Kafka は管理対象 Bean または MBean を介してこの管理情報を提供します。
JMX は、JVM (Java 仮想マシン) のレベルで動作します。管理情報を取得するために、外部ツールは ZooKeeper、Kafka ブローカーなどを実行している JVM に接続できます。デフォルトでは、同じマシン上で、JVM と同じユーザーとして実行しているツールのみが接続できます。
ZooKeeper の管理情報は、ここには記載されていません。JConsole で ZooKeeper メトリクスを表示できます。詳細は、「JConsole を使用した監視」 を参照してください。
8.1. JMX 設定オプション
JVM システムプロパティーを使用して JMX を設定します。AMQ Streams とともに提供されるスクリプト (bin/kafka-server-start.sh
、bin/connect-distributed.sh
など) では、環境変数 KAFKA_JMX_OPTS
を使用してこれらのシステムプロパティーを設定しています。Kafka プロデューサー、コンシューマー、およびストリームアプリケーションは、通常、異なる方法で JVM を起動しますが、JMX を設定するためのシステムプロパティーは同じです。