10.2. クラスターの設定
active/passive または active/active クラスター設定で MirrorMaker 2.0 を使用できます。
- active/active 設定では、両方のクラスターがアクティブで、同じデータを同時に提供します。これは、地理的に異なる場所で同じデータをローカルで利用可能にする場合に便利です。
- active/passive 設定では、アクティブなクラスターからのデータはパッシブなクラスターで複製され、たとえば、システム障害時のデータ復旧などでスタンバイ状態を維持します。
プロデューサーとコンシューマーがアクティブなクラスターのみに接続することを前提とします。
MirrorMaker 2.0 クラスターは、ターゲットの宛先ごとに必要です。
10.2.1. 双方向レプリケーション (active/active)
MirrorMaker 2.0 アーキテクチャーでは、active/active クラスター設定で双方向レプリケーションがサポートされます。
各クラスターは、source および remote トピックの概念を使用して、別のクラスターのデータを複製します。同じトピックが各クラスターに保存されるため、リモートトピックの名前がソースクラスターを表すように自動的に MirrorMaker 2.0 によって変更されます。元のクラスターの名前の先頭には、トピックの名前が追加されます。
図10.2 トピック名の変更
ソースクラスターにフラグを付けると、トピックはそのクラスターに複製されません。
remote トピックを介したレプリケーションの概念は、データの集約が必要なアーキテクチャーの設定に役立ちます。コンシューマーは、同じクラスター内でソースおよびリモートトピックにサブスクライブできます。これに個別の集約クラスターは必要ありません。