29.4. eDNS を使用するように設定された IdM クライアントのインストール
非対話型インストールを実行することで、DNS-over-TLS (DoT) が有効になっている IdM クライアントをインストールできます。この設定では、enforced DoT ポリシーが適用され、クライアントは eDNS クエリーのみを使用するように要求されます。
前提条件
- IdM クライアントをインストールするためのシステムの準備 に記載されているステップを確認した。
-
enforcedDoT の場合は、DoT のみを使用するようにクライアントシステムとレプリカシステムを設定する のステップを完了した。 -
ipa-clientおよびipa-client-encrypted-dnsパッケージがインストールされている。
手順
DoT が有効になっている IdM クライアントをインストールします。
ipa-client-install --domain <domain_name> --dns-over-tls -p admin --password <admin_password> -U
# ipa-client-install --domain <domain_name> --dns-over-tls -p admin --password <admin_password> -UCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
IdM クライアントで、cat
/etc/unbound/unbound.confを確認します。cat /etc/unbound/unbound.conf
$ cat /etc/unbound/unbound.confCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 設定に IdM サーバーの IP アドレスとホスト名が含まれていることを確認します。
トラブルシューティング
IdM クライアントで、DNS クエリーを実行してトラフィックをトリガーします。
dig <domain_name>
$ dig <domain_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - IdM サーバーのログを確認して、クエリーが DoT 経由でルーティングされたことを確認します。