26.10. Ansible Playbook を使用した IdM サーバーのアンインストール


注記

既存の RHEL Identity Management (IdM) デプロイメントでは、レプリカサーバー は同義の用語です。

以下の手順に従って、Ansible Playbook を使用して IdM レプリカをアンインストールします。この例では、以下が適用されます。

  • IdM 設定は、server123.idm.example.com からアンインストールされます。
  • server123.idm.example.com と関連するホストエントリーが IdM トポロジーから削除されます。

前提条件

  • コントロールノード:

    • Ansible バージョン 2.15 以降を使用している。
    • freeipa.ansible_freeipa コレクションがインストールされている。
    • ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル が作成されている (この例の場合)。
    • secret.yml Ansible vault に ipaadmin_password が保存されており、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納しているファイルにアクセスできる (この例の場合)。
  • ターゲットノード (freeipa.ansible_freeipa モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。
  • マネージドノード:

    • システムが RHEL 10 で実行されている。

手順

  1. Ansible Playbook ファイル uninstall-server.yml を次の内容で作成します。

    ---
    - name: Playbook to uninstall an IdM replica
      hosts: ipaserver
      become: true
    
      roles:
      - role: freeipa.ansible_freeipa.ipaserver
        ipaserver_remove_from_domain: true
        state: absent
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    ipaserver_remove_from_domain オプションは、IdM トポロジーからホストを登録解除します。

    注記

    server123.idm.example.com を削除するとトポロジーが切断される場合は、削除は中止されます。詳細は、Ansible Playbook を使用した IdM サーバーのアンインストール (トポロジーが分断されても構わない場合) を参照してください。

  2. レプリカをアンインストールします。

    $ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i <path_to_inventory_directory>/inventory <path_to_playbooks_directory>/uninstall-server.yml
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. server123.idm.example.com を指しているネームサーバー (NS) DNS レコードがすべて DNS ゾーンから削除されていることを確認してください。使用する DNS が IdM により管理される統合 DNS であるか、外部 DNS であるかに関わらず、確認を行なってください。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat