13.8. 別のデバイスで読み取り可能な perf.data ファイルの生成
perf
ツールを使用してパフォーマンスデータを perf.data
ファイルに記録し、異なるデバイスで分析することができます。
前提条件
-
perf
ユーザー空間ツールがインストールされている。詳細は、perf のインストール を参照してください。 -
カーネル
debuginfo
パッケージがインストールされている。詳細は、GDB を使用したアプリケーションまたはライブラリーの debuginfo パッケージの取得 を参照してください。
手順
さらに調査する予定のパフォーマンスデータを取得します。
perf record -a --call-graph fp sleep <seconds>
# perf record -a --call-graph fp sleep <seconds>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow この例では、sleep コマンドで指定した seconds 秒間、システム全体の
perf.data
を生成します。また、フレームポインターメソッドを使用してコールグラフデータを取得します。記録されたデータのデバッグシンボルを含むアーカイブファイルを生成します。
perf archive
# perf archive
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
検証
アーカイブファイルが現在のアクティブなディレクトリーで生成されたことを確認します。
ls perf.data*
# ls perf.data*
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 出力には、
perf.data
で始まる現在のディレクトリーのすべてのファイルが表示されます。アーカイブファイルの名前は、perf.data.tar.gz
またはperf.data.tar.bz2
のいずれかになります。