3.3. realmd コマンド
realmd
システムの主要なタスク領域は、以下の 2 つになります。
- ドメインでのシステム登録の管理
- ローカルシステムリソースへのアクセスが許可されるドメインユーザーの設定
realmd
において中心となるユーティリティーは realm
と呼ばれます。ほとんどの realm
コマンドでは、ユーティリティーが実行するアクションと、アクションを実行するドメインやユーザーアカウントなどのエンティティーを指定する必要があります。
realm command arguments
以下に例を示します。
realm join ad.example.com realm permit user_name
コマンド | 説明 |
---|---|
レルムコマンド | |
discover | ネットワーク上にあるドメインの検出スキャンを実行します。 |
join | 指定したドメインにシステムを追加します。 |
leave | 指定したドメインからシステムを削除します。 |
list | システムに設定したすべてのドメイン、または検出され設定されているすべてのドメインを表示します。 |
ログインコマンド | |
permit | 設定されているドメイン内の特定のユーザーまたはすべてのユーザーによるローカルシステムへのアクセスを有効にします。 |
deny | 設定されているドメイン内の特定のユーザーまたはすべてのユーザーがローカルシステムにアクセスするのを制限します。 |
realm コマンドの詳細は、realm(8) の man ページを参照してください。