4.2.2. SMB 共有アクセスでの SSSD と Winbind 間の切り替え
この手順では、SSSD クライアントから SMB 共有にアクセスするために使用される SSSD プラグインと Winbind プラグインを切り替える方法を説明します。Winbind が SMB 共有にアクセスできるようにするには、クライアントに cifs-utils パッケージがインストールされている必要があります。cifs-utils がマシンにインストールされていることを確認するには:
$ rpm -q cifs-utils
- オプション。現在 SSSD または Winbind を使用して SSSD クライアントから SMB 共有にアクセスするかどうかを確認してください。
# alternatives --display cifs-idmap-plugin cifs-idmap-plugin - status is auto. link currently points to /usr/lib64/cifs-utils/cifs_idmap_sss.so /usr/lib64/cifs-utils/cifs_idmap_sss.so - priority 20 /usr/lib64/cifs-utils/idmapwb.so - priority 10 Current `best' version is /usr/lib64/cifs-utils/cifs_idmap_sss.so.
SSSD プラグイン (cifs_idmap_sss.so
) がインストールされている場合は、デフォルトで Winbind プラグイン (idmapwb.so
) よりも優先度が高くなります。 - Winbind プラグインに切り替える前に、Winbind がシステムで実行していることを確認してください。
# systemctl is-active winbind.service active
SSSD プラグインに切り替える前に、SSSD がシステムで実行していることを確認してください。# systemctl is-active sssd.service active
- 別のプラグインに切り替えるには、
alternatives --set cifs-idmap-plugin
コマンドを使用して、必要なプラグインへのパスを指定します。たとえば Winbind に切り替えるには、以下を実行します。# alternatives --set cifs-idmap-plugin /usr/lib64/cifs-utils/idmapwb.so
注記
RHEL 7 の i686 などの 32 ビットバージョンのプラットフォームは、
/usr/lib64/cifs-utils/
の代わりに usr/lib/cifs-utils/
ディレクトリーを使用します。