6.5.3. 同期された Windows サブツリーの変更
同期合意を作成すると、同期されたユーザーデータベースとして使用する 2 つのサブツリーが自動設定されます。IdM の場合、デフォルトは cn=users,cn=accounts,$SUFFIX となり、Active Directory の場合、デフォルトは CN=Users,$SUFFIX となります。
--win-subtree
オプションを使用して同期合意が作成されると、Active Directory サブツリーの値はデフォルト以外の値に設定できます。契約が作成された後、ldapmodify コマンドを使用して、同期契約エントリーの nsds7WindowsReplicaSubtree
値を編集することにより、Active Directory サブツリーを変更できます。
- ldapsearch を使用して同期合意の名前を取得します。この検索では、エントリー全体ではなく、
dn
およびnsds7WindowsReplicaSubtree
属性の値のみが返されます。[jsmith@ipaserver ~]$ ldapsearch -xLLL -D "cn=directory manager" -w password -p 389 -h ipaserver.example.com -b cn=config objectclass=nsdswindowsreplicationagreement dn nsds7WindowsReplicaSubtree dn: cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config nsds7WindowsReplicaSubtree: cn=users,dc=example,dc=com ... 8< ...
- 同期合意を変更します。
[jsmith@ipaserver ~]$ ldapmodify -x -D "cn=directory manager" -W -p 389 -h ipaserver.example.com <<EOF dn: cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config changetype: modify replace: nsds7WindowsReplicaSubtree nsds7WindowsReplicaSubtree: cn=alternateusers,dc=example,dc=com EOF modifying entry "cn=meToWindowsBox.example.com,cn=replica,cn=dc\3Dexample\2Cdc\3Dcom,cn=mapping tree,cn=config"
新規のサブツリー設定は即時に有効になります。同期操作が実行中の場合は、現在の操作が完了するとすぐに有効になります。