8.3. ID ビューを使用した AD ユーザー属性の定義
ID ビューでは、AD で定義されるユーザー属性値を変更できます。属性の完全な一覧については、ID ビューで上書き可能な属性 を参照してください。
たとえば、Linux-Windows の混合環境を管理しており、AD ユーザーの POSIX 属性や SSH ログイン属性を手動で定義したい場合に AD ポリシーがこれを許可しない場合は、ID ビューを使用して属性値を上書きすることができます。AD ユーザーが SSSD を実行中のクライアントに対して認証する場合、もしくは compat LDAP ツリーを使用して認証する場合は、新規の値が認証プロセスで使用されます。
注記
ID ビューは、IdM ユーザーのみが管理できます。AD ユーザーはできません。
属性値を上書きするプロセスは、以下のようになります。
- 新しい ID ビューを作成します。
- ID ビューにユーザー ID 上書きを追加し、必要な属性値を指定します。
- ID ビューを特定のホストに適用します。
これらの手順を実行する方法は、『Linux ドメイン ID、認証、およびポリシーガイド』 の ホストごとにユーザーアカウントで異なる属性値を定義 を参照してください。