Windows 統合ガイド
Red Hat Enterprise Linux 7
Active Directory 環境との Linux システムの統合
概要
多くの場合、異種 IT 環境には、シームレスに通信するのに必要なさまざまなドメインやオペレーティングシステムが含まれます。Red Hat Enterprise Linux は、Microsoft Windows で Active Directory (AD) と Linux ドメインを密接に統合する複数の方法を提供します。統合は、ユーザー、グループ、サービス、またはシステムが含まれる異なるドメインオブジェクトで可能です。本ガイドでは、軽量 AD パススルー認証から本格的な Kerberos の信頼できるレルムまで、さまざまな統合シナリオも説明します。
本ガイドに加えて、Red Hat Enterprise Linux Identity Management に関するその他の機能およびサービスについては、以下のガイドを参照してください。
『Linux ドメイン ID、認証、およびポリシーガイド』 には、Linux ベースのドメインで ID ストアと認証および承認ポリシーを管理する集中化され統一された方法を提供するソリューションである Red Hat Identity Management が記載されています。
『システムレベルの認証ガイド』 では、authconfig
ユーティリティー、System Security Services Daemon (SSSD) サービス、Pluggable Authentication Module(PAM) フレームワーク、Kerberos、certmonger
ユーティリティー、およびアプリケーションのシングルサインオン (SSO) など、ローカルシステムにおける認証の設定に使用できるアプリケーションおよびサービスについて説明します。