10.4. ネットワーク
RHEL 9 でネットワークチームが非推奨になる
teamd
サービスおよび libteam
ライブラリーは、Red Hat Enterprise Linux 9 では非推奨になり、次回のメジャーリリースでは削除される予定です。代替として、ネットワークチームの代わりにボンディングを設定します。
Red Hat は、機能が類似するボンディングとチームの機能を 2 つ管理しなくてもいいように、カーネルベースのボンディングに注力しています。ボンディングコードは、顧客の採用率が高く、堅牢で、活発なコミュニティー開発が行われています。その結果、ボンディングコードは拡張、更新されます。
ボンディングにチームを移行する方法は、Migrating a network team configuration to network bond を参照してください。
(BZ#1935544)
ifcfg
形式の NetworkManager 接続プロファイルが非推奨に
RHEL 9.0 以降では、ifcfg
形式の接続プロファイルは非推奨になりました。次の RHEL メジャーリリースでは、この形式のサポートが削除されます。ただし、RHEL 9 では、既存のプロファイルを変更すると、NetworkManager は引き続きこの形式で既存のプロファイル処理および更新します。
デフォルトでは、NetworkManager は接続プロファイルをキーファイル形式で /etc/NetworkManager/system-connections/
ディレクトリーに保存するようになりました。ifcfg
形式とは異なり、キーファイル形式は、NetworkManager が提供するすべての接続設定をサポートします。キーファイル形式とプロファイルの移行方法の詳細は、NetworkManager connection profiles in keyfile format を参照してください。(BZ#1894877)
firewalld
の iptables
バックエンドが非推奨に
RHEL 9 では、iptables
フレームワークは非推奨になりました。結果として、iptables
バックエンドと、firewalld
の 直接インターフェイス
も非推奨になりました。直接インターフェイス
の代わりに、firewalld
のネイティブ機能を使用して、必要なルールを設定できます。