9.15. コンテナー
podman-machine
コマンドはサポート対象外です。
仮想マシンを管理するための podman-machine
コマンドは、テクノロジープレビューとしてのみ利用可能です。代わりに、コマンドラインから直接 Podman を実行してください。
Jira:RHELDOCS-16861[1]
マルチアーキテクチャーイメージのビルドがテクノロジープレビューとして利用可能になりました
マルチアーキテクチャーコンテナーイメージの作成に使用できる podman farm build
コマンドが、テクノロジープレビューとして利用できます。
ファームとは、UNIX podman ソケットが実行されているマシンのグループです。ファーム内のノードには、さまざまなアーキテクチャーのさまざまなマシンが存在する場合があります。podman farm build
コマンドは、podman build --arch --platform
コマンドよりも高速です。
podman farm build
を使用して、次のアクションを実行できます。
- ファーム内のすべてのノードにイメージをビルドします。
- ノードをマニフェストリストにバンドルします。
-
すべてのファームノードで
podman build
コマンドを実行します。 -
--tag
オプションを使用して指定されたレジストリーにイメージをプッシュします。 - マニフェストリストをローカルに作成します。
マニフェストリストをレジストリーにプッシュします。
マニフェストリストには、ファーム内に存在するネイティブアーキテクチャータイプごとに 1 つのイメージが含まれます。
Jira:RHELPLAN-154436[1]
新しい rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージがテクノロジープレビューとして利用可能になる
rhel9/rhel-bootc
コンテナーイメージが、テクノロジープレビューとして Red Hat Container Registry で利用できるようになりました。RHEL のブート可能なコンテナーイメージを使用すると、コンテナーとまったく同じように、オペレーティングシステムを構築、テスト、およびデプロイできます。RHEL のブート可能コンテナーイメージは、機能拡張により、既存のアプリケーションの Universal Base Images (UBI) とは異なるものとなっています。すなわち、RHEL のブート可能コンテナーイメージには、カーネル、initrd、ブートローダー、ファームウェアなど、起動に必要な追加コンポーネントが含まれています。既存のコンテナーイメージに変更はありません。詳細は、Red Hat Ecosystem Catalog を参照してください。
Jira:RHELDOCS-17803[1]
composefs ファイルシステムがテクノロジープレビューとして利用可能になる
composefs 読み取り専用ファイルシステムが、テクノロジープレビューとして利用可能になりました。現在、これは一般的に bootc/ostree および podman プロジェクトでのみ使用されることを目的としています。composefs を使用すると、これらのプロジェクトを使用して、読み取り専用のイメージを作成して使用したり、イメージ間でファイルデータを共有したり、実行時にイメージを検証したりできます。その結果、完全に検証されたファイルシステムツリーがマウントされ、同一ファイルが適宜きめ細かく共有されるようになります。
Jira:RHEL-18157[1]