検索

第10章 カスタムネットワークインターフェーステンプレート

download PDF

本章では、「8章基本的なネットワーク分離」で説明した概念および手順に続いて、ご自分の環境のノードに適したカスタムネットワークインターフェーステンプレートのセットを作成する方法について説明します。これには、以下の設定項目が含まれます。

  • ネットワーク分離を有効にするための環境ファイル (/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/network-isolation.yaml)
  • ネットワークのデフォルト値を設定するための環境ファイル (/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/network-environment.yaml)
  • 各ノードの NIC レイアウトを定義するためのテンプレート。オーバークラウドのコアテンプレートコレクションには、さまざまなユースケースに対応する複数のデフォルトが含まれます。この場合、カスタムテンプレートのベースとしてデフォルトをレンダリングします。
  • NIC を有効にするためのカスタム環境ファイル。以下の例では、カスタムインターフェーステンプレートを参照するカスタム環境ファイル (/home/stack/templates/custom-network-configuration.yaml) を用いています。
  • ネットワーク設定パラメーターをカスタマイズするその他の環境ファイル。
  • ネットワークのカスタマイズを使用する場合には、カスタム network_data ファイル
  • 追加のネットワークまたはカスタムコンポーザブルネットワークを作成する場合には、カスタム network_data ファイルおよびカスタム roles_data ファイル

10.1. カスタムネットワークアーキテクチャー

デフォルトの NIC テンプレートは、特定のネットワーク構成には適しない場合があります。たとえば、特定のネットワークレイアウトに適した、専用のカスタム NIC テンプレートを作成しなければならない場合があります。また、コントロールサービスとデータサービスを異なる NIC に分離しなければならない場合があります。この場合、サービス/NIC 間の割り当ては以下のマッピングとなります。

  • NIC1 (プロビジョニング):

    • Provisioning / Control Plane
  • NIC2 (コントロールグループ)

    • Internal API
    • Storage Management
    • External (パブリック API)
  • NIC3 (データグループ)

    • Tenant Network (VXLAN トンネリング)
    • Tenant VLAN / Provider VLAN
    • Storage
    • External VLAN (Floating IP/SNAT)
  • NIC4 (管理)

    • Management
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.