13.4. 予測可能な仮想 IP の割り当て
director は、各ノードの予測可能な IP アドレスの定義に加えて、クラスター化されたサービス向けに予測可能な仮想 IP (VIP) を定義する同様の機能も提供します。そのためには、「カスタムネットワーク環境ファイル」 で作成したネットワークの環境ファイルを編集して、parameter_defaults
セクションに仮想 IP のパラメーターを追加します。
parameter_defaults: ... # Predictable VIPs ControlFixedIPs: [{'ip_address':'192.168.201.101'}] InternalApiVirtualFixedIPs: [{'ip_address':'172.16.0.9'}] PublicVirtualFixedIPs: [{'ip_address':'10.1.1.9'}] StorageVirtualFixedIPs: [{'ip_address':'172.18.0.9'}] StorageMgmtVirtualFixedIPs: [{'ip_address':'172.19.0.9'}] RedisVirtualFixedIPs: [{'ip_address':'172.16.0.8'}]
それぞれの割り当てプール範囲外の IP アドレスを選択します。たとえば、InternalApiAllocationPools
の範囲外から、InternalApiVirtualFixedIPs
の IP アドレスを 1 つ選択します。
このステップは、デフォルトの内部負荷分散設定を使用するオーバークラウドのみが対象です。外部の負荷分散機能を使用して仮想 IP を割り当てる場合には、『External Load Balancing for the Overcloud』に記載の専用の手順を使用してください。