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5.9. 手動による Ansible ベースの登録の実行

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デプロイしたオーバークラウドで、手動による Ansible ベースの登録を実施することができます。そのためには、director の動的インベントリースクリプトを使用して、ホストグループとしてノードロールを定義します。続いて ansible-playbook を使用して定義したノードロールに対して Playbook を実行します。以下の例で、Playbook を使用してコントローラーノードを手動で登録する方法を説明します。

手順

  1. ノードを登録するための redhat_subscription モジュールを使用して、Playbook を作成します。たとえば、以下の Playbook はコントローラーノードに適用されます。

    ---
    - name: Register Controller nodes
      hosts: Controller
      become: yes
      vars:
        repos:
          - rhel-8-for-x86_64-baseos-eus-rpms
          - rhel-8-for-x86_64-appstream-eus-rpms
          - rhel-8-for-x86_64-highavailability-eus-rpms
          - ansible-2.8-for-rhel-8-x86_64-rpms
          - advanced-virt-for-rhel-8-x86_64-rpms
          - openstack-16-for-rhel-8-x86_64-rpms
          - rhceph-4-mon-for-rhel-8-x86_64-rpms
          - fast-datapath-for-rhel-8-x86_64-rpms
      tasks:
        - name: Register system
          redhat_subscription:
            username: myusername
            password: p@55w0rd!
            org_id: 1234567
            pool_ids: 1a85f9223e3d5e43013e3d6e8ff506fd
        - name: Disable all repos
          command: "subscription-manager repos --disable *"
        - name: Enable Controller node repos
          command: "subscription-manager repos --enable {{ item }}"
          with_items: "{{ repos }}"
    • このプレイには 3 つのタスクが含まれます。

      • アクティベーションキーを使用してノードを登録する。
      • 自動的に有効化されるリポジトリーをすべて無効にする。
      • コントローラーノードに関連するリポジトリーだけを有効にする。リポジトリーは repos 変数でリストされます。
  2. オーバークラウドのデプロイ後には、以下のコマンドを実行して、Ansible がオーバークラウドに対して Playbook (ansible-osp-registration.yml) を実行することができます。

    $ ansible-playbook -i /usr/bin/tripleo-ansible-inventory ansible-osp-registration.yml

    このコマンドにより、以下の処理が行われます。

    • 動的インベントリースクリプトを実行し、ホストとそのグループの一覧を取得する。
    • Playbook の hosts パラメーターで定義されているグループ (この場合はコントローラーグループ) 内のノードに、その Playbook のタスクを適用する。
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