8.2. 分離ネットワーク設定の変更
network_data
ファイルで、デフォルトの分離ネットワーク設定を定義します。本手順では、カスタム network_data
ファイルを作成し、そのファイルをネットワーク要件に応じて設定する方法について説明します。
手順
デフォルトの
network_data
ファイルのコピーします。$ cp /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/network_data.yaml /home/stack/.
network_data.yaml
ファイルのローカルコピーを編集し、ご自分のネットワーク要件に応じてパラメーターを変更します。たとえば、内部 API ネットワークには以下のデフォルトネットワーク情報が含まれます。- name: InternalApi name_lower: internal_api vip: true vlan: 201 ip_subnet: '172.16.2.0/24' allocation_pools: [{'start': '172.16.2.4', 'end': '172.16.2.250'}]
各ネットワークについて、以下の項目を編集します。
-
vlan
は、このネットワークに使用する VLAN ID を定義します。 -
ip_subnet
およびip_allocation_pools
は、ネットワークのデフォルトサブネットおよび IP 範囲を設定します。 -
gateway
は、ネットワークのゲートウェイを設定します。主に外部ネットワークのデフォルトルートを定義するために使用されますが、必要であれば他のネットワークに使用することもできます。
-n
オプションを使用して、カスタム network_data
ファイルをデプロイメントに含めます。-n
オプションを設定しないと、デプロイメントコマンドはデフォルトのネットワーク情報を使用します。