5.4. OpenStack 向けの Identity Management (IdM) サーバーの推奨事項
Red Hat では IdM サーバーと OpenStack 環境の統合が円滑に進むように、以下の情報を提供しています。
IdM インストール用に Red Hat Enterprise Linux を準備する方法は、Identity Management のインストール を参照してください。
ipa-server-install
コマンドを実行して、IdM をインストールおよび設定します。コマンドパラメーターを使用すると対話型プロンプトをスキップできます。IdM サーバーを Red Hat OpenStack Platform 環境と統合できるように、以下の推奨事項を使用してください。
オプション | 推奨設定 |
---|---|
| 指定した値をメモしておいてください。Red Hat OpenStack Platform を IdM と連携するように設定するときに、このパスワードが必要になります。 |
| 指定した値をメモしておいてください。アンダークラウドノードとオーバークラウドノードには、この IP アドレスへのネットワークアクセスが必要です。 |
| このオプションを使用して、IdM サーバーに統合 DNS サービスをインストールします。アンダークラウドノードとオーバークラウドノードは、ドメイン名の解決に IdM サーバーを使用します。 |
|
このオプションを使用して、 |
| このオプションを使用して、IdM サーバーの IP アドレスのリバースレコードとゾーンを解決します。リバースレコードもゾーンも解決できない場合には、IdM はリバースゾーンを作成します。こうすることで IdM のデプロイメントが簡素化されます。 |
| これらのオプションの両方またはいずれかを使用して、NTP ソースを設定できます。IdM サーバーと OpenStack 環境の両方で、時間が正しく同期されている必要があります。 |
Red Hat OpenStack Platform ノードとの通信を有効にするには、IdM に必要なファイアウォールポートを開く必要があります。詳細は、IdM に必要なポートの解放 を参照してください。