18.8. ロードバランサー
Apache を使用するオプションが実行できない場合や、パフォーマンス上の理由で TLS 作業をオフロードする場合は、専用のネットワークデバイスのロードバランサーを使用する場合があります。これは、複数のプロキシーノードを使用する場合に冗長性および負荷分散を提供する一般的な方法です。
TLS のオフロードを選択する場合は、ロードバランサーとプロキシーノード間のネットワークリンクがプライベート (V)LAN セグメント上にありるようにします。これにより、ネットワーク上の他のノード (セキュリティー侵害されている可能性がある) による非暗号化トラフィックの盗聴 (スニフィング) を防ぐことができます。このような侵害が発生した場合、攻撃者はエンドポイントクライアントまたはクラウド管理者の認証情報にアクセスし、クラウドデータにアクセスできるようになります。
使用する認証サービスは、エンドポイントクライアントへの応答で異なる URL を設定する方法を決定し、個別のプロキシーノードではなくロードバランサーを使用できるようにします。