6.5. SSL/TLS 証明書署名要求の作成
証明書署名要求を作成するには、以下の手順を実施します。
手順
デフォルトの OpenSSL 設定ファイルをコピーします。
cp /etc/pki/tls/openssl.cnf .
$ cp /etc/pki/tls/openssl.cnf .
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 新しい
openssl.cnf
ファイルを編集して、director に使用する SSL パラメーターを設定します。変更するパラメーターの種別には以下のような例が含まれます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow commonName_default
を、以下のエントリーのいずれかに設定します。-
IP アドレスを使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、
undercloud.conf
ファイルのundercloud_public_host
パラメーターを使用します。 - 完全修飾ドメイン名を使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、ドメイン名を使用します。
alt_names
セクションを編集して、以下のエントリーを追加します。-
IP
: SSL 経由で director にアクセスするためにクライアントが使用する IP アドレスリスト -
DNS
: SSL 経由で director にアクセスするためにクライアントが使用するドメイン名リスト。alt_names
セクションの最後に DNS エントリーとしてパブリック API の IP アドレスも追加します。
注記openssl.cnf
の詳細は、man openssl.cnf
コマンドを実行してください。-
IP アドレスを使用して SSL/TLS 経由で director にアクセスする場合には、
以下のコマンドを実行し、証明書署名要求 (
server.csr.pem
) を生成します。openssl req -config openssl.cnf -key server.key.pem -new -out server.csr.pem
$ openssl req -config openssl.cnf -key server.key.pem -new -out server.csr.pem
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -key
オプションを使用して、OpenStack SSL/TLS 鍵を指定するようにしてください。
このコマンドにより、証明書署名要求として server.csr.pem
ファイルが生成されます。このファイルを使用して OpenStack SSL/TLS 証明書を作成します。