17.4. manila のネットワーク要件
manila は、flat
、GRE
、VLAN
、VXLAN
など、さまざまなネットワーク種別と統合できます。
manila はネットワーク情報をデータベースに格納するだけで、実際のネットワークはネットワークプロバイダーによって提供されます。Manila は、OpenStack Networking サービス (neutron) および "スタンドアロン" の事前設定されたネットワークの使用をサポートしています。
共有用サーバー
バックエンドモードでは、共有ドライバーにより、ファイル共有ネットワークごとに共有用サーバーを作成および管理します。このモードは、2 つのバリエーションに分割できます。
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共有用サーバー
バックエンドモードのフラットネットワーク -
共有用サーバー
バックエンドモードのセグメント化されたネットワーク
ユーザーは、OpenStack Networking (neutron) サービスからのネットワークおよびサブネットを使用して、ファイル共有ネットワークを作成することができます。管理者が StandAloneNetworkPlugin
の使用を決定した場合、ユーザーはネットワーク情報を提供する必要がありません。管理者が設定ファイルでこれを事前設定するためです。
一部の共有ドライバーにより起動するファイル共有用サーバーは、Compute サービスで作成した Compute サーバーです。これらのドライバーの一部は、ネットワークプラグインに対応していません。
ファイル共有ネットワークが作成されると、manila はネットワークプロバイダーによって決定されたネットワーク情報 (ネットワーク種別、セグメンテーション ID (ネットワークがセグメンテーションを使用する場合)、およびネットワークの割り当て元の IP ブロック (CIDR 表記)) を取得します。
ユーザーは、AD、LDAP ドメイン、Kerberos レルムなどのセキュリティー要件を指定するセキュリティーサービスを作成できます。manila は、セキュリティーサービスで呼び出されるホストが、共有用サーバーが作成されるサブネットから到達可能であることを前提としています。これにより、このモードが使用されるケースが制限されます。
共有ドライバーによっては、すべてのタイプのセグメンテーションに対応していない場合があります。詳細は、使用しているドライバーの仕様を参照してください。