11.5. 例: 属性に基づくアクセスの制限
Red Hat では、カスタマイズされたロールまたはポリシーはサポートしていません。構文エラーや、承認が誤って適用されると、セキュリティーやユーザービリティーに悪影響を及ぼす可能性があります。実稼働環境でカスタマイズされたロールまたはポリシーが必要な場合は、サポート例外について Red Hat サポートにお問い合わせください。
API 呼び出しを実行するユーザーの属性に基づいて、API 呼び出しへのアクセスを制限するポリシーを作成できます。たとえば、以下のデフォルトのルールは、管理者コンテキストから実行された場合のキーペアの削除が許可されるか、トークンのユーザー ID がターゲットに関連付けられたユーザー ID と一致することを示しています。
"os_compute_api:os-keypairs:delete": "rule:admin_api or user_id:%(user_id)s"
注記: *新しい実装機能は、各リリースと共に各サービスに保証される訳ではありません。したがって、ターゲットサービスの既存のポリシーの規則を使用してルールを作成することが重要です。これらのポリシーの表示に関する詳細は、既存ポリシーの確認を参照してください。* すべてのポリシーは、リリース間の互換性の保証が保証されないため、デプロイするすべてのバージョンの非実稼働環境でテストする必要があります。
上記の例では、API ルールを作成し、リソースを所有するかどうかに基づいてユーザーへのアクセスを拡張または制限できます。また、属性と他の制限を組み合わせて、以下の例で示すようにルールを形成できます。
"admin_or_owner": "is_admin:True or project_id:%(project_id)s"
上記の例を考慮すると、管理者およびユーザーに限定した一意のルールを作成し、そのルールを使用してさらにアクションを制限することができます。
"admin_or_user": "is_admin:True or user_id:%(user_id)s" "os_compute_api:os-instance-actions": "rule:admin_or_user"
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