6.17. カスタムの Puppet 設定の適用
特定の状況では、追加のコンポーネントをオーバークラウドノードにインストールして設定する必要がある場合があります。これには、カスタムの Puppet マニフェストを使用して、主要な設定が完了してからノードに適用します。基本例として、各ノードに
motd
をインストールします。このインストールのプロセスでは、まず Heat テンプレート (/home/stack/templates/custom_puppet_config.yaml
) を作成して、Puppet 設定を起動します。
heat_template_version: 2014-10-16 description: > Run Puppet extra configuration to set new MOTD parameters: servers: type: json resources: ExtraPuppetConfig: type: OS::Heat::SoftwareConfig properties: config: {get_file: motd.pp} group: puppet options: enable_hiera: True enable_facter: False ExtraPuppetDeployments: type: OS::Heat::SoftwareDeployments properties: config: {get_resource: ExtraPuppetConfig} servers: {get_param: servers}
これにより、テンプレート内に
/home/stack/templates/motd.pp
を含め、ノードが設定されるようにこのファイルを渡します。motd.pp
ファイル自体には、motd
をインストールして設定する Puppet クラスが含まれています。
次に、
OS::TripleO::NodeExtraConfigPost:
リソース種別として Heat テンプレートを登録する環境ファイル (/home/stack/templates/puppet_post_config.yaml
) を作成します。
resource_registry: OS::TripleO::NodeExtraConfigPost: /home/stack/templates/custom_puppet_config.yaml
最後に、オーバークラウドのスタックが作成または更新されたら、この環境ファイルを含めます。
$ openstack overcloud deploy --templates -e /home/stack/templates/puppet_post_config.yaml
これにより、
motd.pp
からの設定がオーバークラウド内の全ノードに適用されます。