B.5. Fujitsu Integrated Remote Management Controller (iRMC)
Fujitsu の iRMC は、LAN 接続と拡張された機能を統合した Baseboard Management Controller (BMC) です。このドライバーは、iRMC に接続されたベアメタルシステムの電源管理にフォーカスしています。
重要
iRMC S4 以降のバージョンが必要です。
- pm_type
- このオプションを
pxe_irmc
に設定します。 - pm_user, pm_password
- iRMC インターフェースのユーザー名とパスワード
- pm_addr
- iRMC インターフェースの IP アドレス
- pm_port (オプション)
- iRMC の操作に使用するポート。デフォルトは 443 です。
- pm_auth_method (オプション)
- iRMC 操作の認証方法。
basic
またはdigest
を使用します。デフォルトはbasic
です。 - pm_client_timeout (オプション)
- iRMC 操作のタイムアウト (秒単位)。デフォルトは 60 秒です。
- pm_sensor_method (オプション)
- センサーデータの取得方法。
ipmitool
またはscci
です。デフォルトはipmitool
です。
補注
/etc/ironic/ironic.conf
ファイルを編集して、enabled_drivers
オプションにpxe_irmc
を追加し、このドライバーを有効化します。- センサーの方法として SCCI を有効にした場合には、director には、追加のユーティリティーセットも必要です。
python-scciclient
パッケージをインストールして、openstack-ironic-conductor
サービスを再起動します。$ yum install python-scciclient $ sudo systemctl restart openstack-ironic-conductor.service