6.16. Puppet 設定データのカスタマイズ
Heat テンプレートコレクションには、追加の設定を特定のノードタイプに渡すためのパラメーターセットが含まれています。これらのパラメーターは、ノードの Puppet の設定用 hieradata として設定を保存します。これには、以下のパラメーターが含まれます。
- ExtraConfig
- 全ノードに追加する設定
- controllerExtraConfig
- コントローラーノードに追加する設定
- NovaComputeExtraConfig
- コンピュートノードに追加する設定
- BlockStorageExtraConfig
- ブロックストレージノードに追加する設定
- ObjectStorageExtraConfig
- オブジェクトストレージノードに追加する設定
- CephStorageExtraConfig
- Ceph ストレージノードに追加する設定
デプロイ後の設定プロセスに設定を追加するには、
parameter_defaults
セクションにこれらのパラメーターが記載された環境ファイルを作成します。たとえば、コンピュートホストに確保するメモリーを 1024 MB に増やして、VNC キーマップを日本語に設定するには、以下のように設定します。
parameter_defaults: NovaComputeExtraConfig: nova::compute::reserved_host_memory: 1024 nova::compute::vnc_keymap: ja
openstack overcloud deploy
を実行する際に、この環境ファイルを含めます。
重要
各パラメーターは 1 回のみ定義することが可能です。1 回以上使用すると、以前の値が上書きされます。