4.2. USB デバイスの設定
SPICE プロトコルに接続している仮想マシンは、USB デバイスに直接接続するように設定できます。
USB デバイスは、仮想マシンがアクティブでフォーカスされている場合にのみリダイレクトされます。USB リダイレクトは、デバイスが接続されるたびに手動で有効にしたり、SPICE クライアントメニューでアクティブな仮想マシンに自動的にリダイレクトしたりするように設定できます。
重要
クライアントマシンとゲストマシンの違いに注意してください。クライアントは、ゲストにアクセスするためのハードウェアです。ゲストは、ユーザーポータルまたは管理ポータルからアクセスする仮想コンソールまたは仮想サーバーです。
4.2.1. 仮想マシンでの USB デバイスの使用
USB リダイレクトネイティブモードでは、Linux および Windows 仮想マシンの KVM/SPICE USB リダイレクトが許可されます。仮想 (ゲスト) マシンには、ネイティブ USB 用のゲストがインストールされたエージェントやドライバーは必要ありません。Red Hat Enterprise Linux クライアントでは、USB リダイレクトに必要なすべてのパッケージは virt-viewer パッケージで提供されます。Windows クライアントでは、usbdk パッケージもインストールする必要があります。ネイティブ USB モードは、以下のクライアントおよびゲストでサポートされています。
- クライアント
- Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
- Windows 10
- Windows 8
- Windows 7
- Windows 2008
- Windows 2008 Server R2
- Guest
- Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降
- Red Hat Enterprise Linux 6.0 以降
- Windows 7
- Windows XP
- Windows 2008
注記
64 ビットアーキテクチャーの PC を使用している場合は、64 ビットバージョンの Internet Explorer を使用して 64 ビットバージョンの USB ドライバーをインストールする必要があります。32 ビットバージョンを 64 ビットアーキテクチャーにインストールした場合には、USB リダイレクトは機能しません。最初に正しい USB タイプをインストールする限り、32 ビットブラウザーと 64 ビットブラウザーの両方から USB リダイレクトにアクセスできます。