2.6.2.3. サービスアカウントトークンシークレットの作成


管理者は、サービスアカウントトークンシークレットを作成できます。これにより、API に対して認証する必要のあるアプリケーションにサービスアカウントトークンを配布できます。

注記

サービスアカウントトークンシークレットを使用する代わりに、TokenRequest API を使用してバインドされたサービスアカウントトークンを取得することをお勧めします。TokenRequest API から取得したトークンは、有効期間が制限されており、他の API クライアントが読み取れないため、シークレットに保存されているトークンよりも安全です。

TokenRequest API を使用できず、読み取り可能な API オブジェクトで有効期限が切れていないトークンのセキュリティーエクスポージャーが許容できる場合にのみ、サービスアカウントトークンシークレットを作成する必要があります。

バインドされたサービスアカウントトークンの作成に関する詳細は、以下の追加リソースセクションを参照してください。

手順

  1. コントロールプレーンノードの YAML ファイルに Secret オブジェクトを作成します。

    secret オブジェクトの例:

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: secret-sa-sample
      annotations:
        kubernetes.io/service-account.name: "sa-name" 1
    type: kubernetes.io/service-account-token 2

    1
    既存のサービスアカウント名を指定します。ServiceAccountSecret オブジェクトの両方を作成する場合は、ServiceAccount オブジェクトを最初に作成します。
    2
    サービスアカウントトークンシークレットを指定します。
  2. 以下のコマンドを使用して Secret オブジェクトを作成します。

    $ oc create -f <filename>.yaml
  3. Pod でシークレットを使用するには、以下を実行します。

    1. シークレットの作成方法についてセクションに示すように、Pod のサービスアカウントを更新してシークレットを参照します。
    2. シークレットの作成方法についてに示すように、シークレットを環境変数またはファイル (secret ボリュームを使用) として使用する Pod を作成します。

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