2.6.2.6. Docker 設定シークレットの作成


管理者は Docker 設定シークレットを作成できます。これにより、コンテナーイメージレジストリーにアクセスするための認証情報を保存できます。

  • kubernetes.io/dockercfg.このシークレットタイプを使用してローカルの Docker 設定ファイルを保存します。secret オブジェクトの data パラメーターには、base64 形式でエンコードされた .dockercfg ファイルの内容が含まれている必要があります。
  • kubernetes.io/dockerconfigjson.このシークレットタイプを使用して、ローカルの Docker 設定 JSON ファイルを保存します。secret オブジェクトの data パラメーターには、base64 形式でエンコードされた .docker/config.json ファイルの内容が含まれている必要があります。

手順

  1. コントロールプレーンノードの YAML ファイルに Secret オブジェクトを作成します。

    Docker 設定の secret オブジェクトの例

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: secret-docker-cfg
      namespace: my-project
    type: kubernetes.io/dockerconfig 1
    data:
      .dockerconfig:bm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubmdnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2cgYXV0aCBrZXlzCg== 2

    1
    シークレットが Docker 設定ファイルを使用することを指定します。
    2
    base64 でエンコードされた Docker 設定ファイルの出力

    Docker 設定の JSON secret オブジェクトの例

    apiVersion: v1
    kind: Secret
    metadata:
      name: secret-docker-json
      namespace: my-project
    type: kubernetes.io/dockerconfig 1
    data:
      .dockerconfigjson:bm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubm5ubmdnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2dnZ2cgYXV0aCBrZXlzCg== 2

    1
    シークレットが Docker 設定の JSON ファイルを使用することを指定します。
    2
    base64 でエンコードされた Docker 設定 JSON ファイルの出力
  2. 以下のコマンドを使用して Secret オブジェクトを作成します。

    $ oc create -f <filename>.yaml
  3. Pod でシークレットを使用するには、以下を実行します。

    1. シークレットの作成方法についてセクションに示すように、Pod のサービスアカウントを更新してシークレットを参照します。
    2. シークレットの作成方法についてに示すように、シークレットを環境変数またはファイル (secret ボリュームを使用) として使用する Pod を作成します。

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