2.10. インフラストラクチャーノードのサイジング
これらの要素により、Prometheus のメトリクスまたは時系列の数が増加する可能性があり、インフラストラクチャーノードのリソース要件はクラスターのクラスターの使用年数、ノード、およびオブジェクトによって異なります。以下のインフラストラクチャーノードのサイズの推奨内容は、クラスターの最大値およびコントロールプレーンの密度に重点を置いたテストの結果に基づいています。
以下のサイジングの推奨内容は、クラスターのインストール時にインストールされるインフラストラクチャーコンポーネント (Prometheus、ルーターおよびレジストリー) についてのみ適用されます。ロギングは Day 2 オペレーションであり、そのサイジングの推奨内容は最後の 2 つの列に記載されます。
ワーカーノードの数 | CPU コア数 | メモリー (GB) | CPU コア (Logging) | メモリー (GB)(Logging) |
---|---|---|---|---|
25 | 4 | 16 | 4 | 64 |
100 | 8 | 32 | 8 | 128 |
250 | 16 | 128 | 16 | 128 |
500 | 32 | 128 | 32 | 192 |
これらのサイジングの推奨内容は、クラスター全体に多数のオブジェクトを作成するスケーリングのテストに基づいています。これらのテストでは、一部のクラスターの最大値に達しいます。OpenShift Container Platform 4.6 クラスターでノード数が 250 および 500 の場合、これらの最大値は、10000 namespace および 61000 Pod、10000 デプロイメント、181000 シークレット、400 設定マップなどになります。Prometheus はメモリー集約型のアプリケーションであり、リソースの使用率はノード数、オブジェクト数、Prometheus メトリクスの収集間隔、メトリクスまたは時系列、クラスターの使用年数などのさまざまな要素によって異なります。ディスクサイズは保持期間によっても変わります。これらの要素を考慮し、これらに応じてサイズを設定する必要があります。
OpenShift Container Platform 4.6 では、デフォルトで CPU コア (500 ミリコア) の半分がシステムによって予約されます (OpenShift Container Platform 3.11 以前のバージョンと比較)。これは、上記のサイジングの推奨内容に影響します。