1.3.17. Ignition ファイルのビルド
生成および変更したマニフェストファイルから Ignition ファイルを作成するには、インストールプログラムを実行します。このアクションにより、Ignition ファイルをフェッチし、ノードを作成するために必要な設定を実行する Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシン initramfs
が作成されます。
Ignition ファイルのほかに、インストールプログラムは以下を生成します。
-
oc
およびkubectl
ユーティリティーを使用してクラスターに接続するための管理者認証情報が含まれるauth
ディレクトリー。 -
OpenShift Container Platform クラスター名、クラスター ID、および現行インストールのインフラストラクチャー ID などの情報を含む
metadata.json
ファイル。
このインストールプロセスの Ansible Playbook は、infraID
の値を、作成する仮想マシンの接頭辞として使用します。これにより、同じ oVirt/RHV クラスターに複数のインストールがある場合の命名の競合が回避されます。
Ignition 設定ファイルの証明書は 24 時間後に有効期限が切れます。最初の証明書のローテーションが終了するように、クラスターのインストールを完了し、クラスターを動作が低下していない状態で 24 時間実行し続ける必要があります。
手順
Ignition ファイルをビルドするには、以下を入力します。
$ openshift-install create ignition-configs --dir $ASSETS_DIR
出力例
$ tree . └── wrk ├── auth │ ├── kubeadmin-password │ └── kubeconfig ├── bootstrap.ign ├── master.ign ├── metadata.json └── worker.ign