1.3.14. install-config.yaml のカスタマイズ
ここでは、3 つの python スクリプトを使用して、インストールプログラムのデフォルト動作の一部を上書きします。
- デフォルトでは、インストールプログラムはマシン API を使用してノードを作成します。このデフォルトの動作を上書きするには、コンピュートノードの数をゼロ (0) レプリカに設定します。後に Ansible Playbook を使用してコンピュートノードを作成します。
- デフォルトでは、インストールプログラムはノードのマシンネットワークの IP 範囲を設定します。このデフォルトの動作を上書きするには、インフラストラクチャーに一致するように IP 範囲を設定します。
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デフォルトでは、インストールプログラムはプラットフォームを
ovirt
に設定します。ただし、ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーにクラスターをインストールすることは、ベアメタルにクラスターをインストールすることに似ています。したがって、ovirt プラットフォームセクションをinstall-config.yaml
から削除し、プラットフォームをnone
に変更します。代わりに、inventory.yml
を使用して、必要な設定をすべて指定します。
注記
これらのスニペットは Python 3 および Python 2 で動作します。
手順
コンピュートノードの数をゼロ (0) レプリカに設定します。
$ python3 -c 'import os, yaml path = "%s/install-config.yaml" % os.environ["ASSETS_DIR"] conf = yaml.safe_load(open(path)) conf["compute"][0]["replicas"] = 0 open(path, "w").write(yaml.dump(conf, default_flow_style=False))'
マシンネットワークの IP 範囲を設定します。たとえば、範囲を
172.16.0.0/16
に設定するには、以下を実行します。$ python3 -c 'import os, yaml path = "%s/install-config.yaml" % os.environ["ASSETS_DIR"] conf = yaml.safe_load(open(path)) conf["networking"]["machineNetwork"][0]["cidr"] = "172.16.0.0/16" open(path, "w").write(yaml.dump(conf, default_flow_style=False))'
ovirt
セクションを削除し、プラットフォームをnone
に変更します。$ python3 -c 'import os, yaml path = "%s/install-config.yaml" % os.environ["ASSETS_DIR"] conf = yaml.safe_load(open(path)) platform = conf["platform"] del platform["ovirt"] platform["none"] = {} open(path, "w").write(yaml.dump(conf, default_flow_style=False))'