This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.1.11.2. アップグレードに関する考慮事項
maistra.io/
ラベルまたはアノテーションは、ユーザーが作成したカスタムリソースで使用することはできません。これは、Red Hat OpenShift Service Mesh Operator によってリソースが生成され、管理される必要があることを示すためです。
アップグレード時に、Operator はファイルの削除や置換などの変更を、リソースが Operator によって管理されることを示す以下のラベルまたはアノテーションを含むリソースに対して行います。
アップグレードする前に、ユーザーが作成したカスタムリソースで以下のラベルまたはアノテーションが含まれるか確認します。
-
maistra-istio-operator
(Red Hat OpenShift Service Mesh) に設定されたmaistra.io/
およびapp.kubernetes.io/managed-by
ラベル -
kiali.io/
(Kiali) -
jaegertracing.io/
(Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム) -
logging.openshift.io/
(Red Hat Elasticsearch)
アップグレードの前に、ユーザーが作成したカスタムリソースで、それらが Operator によって管理されることを示すラベルまたはアノテーションを確認します。Operator によって管理されないカスタムリソースからラベルまたはアノテーションを削除します。
バージョン 2.0 にアップグレードする場合、Operator は SMCP と同じ namespace で、これらのラベルを持つリソースのみを削除します。
バージョン 2.1 にアップグレードする場合、Operator はすべての namespace で、これらのラベルを持つリソースを削除します。
1.11.2.1. アップグレードに影響する可能性のある既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
アップグレードに影響する可能性がある既知の問題には、次のものがあります。
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Red Hat OpenShift Service Mesh は、明示的に文書化されている場合を除き、
EnvoyFilter
設定の使用はサポートしていません。これは、下層の Envoy API と疎結合されており、後方互換性を保持することができないためです。Envoy フィルターを使用していて、ServiceMeshControlPlane
のアップグレードによって導入された新しいバージョンの Envoy が原因で Istio によって生成された設定が変更された場合、実装したEnvoyFilter
が壊れる可能性があります。 -
OSSM-1505
ServiceMeshExtension
は、OpenShift Container Platform バージョン 4.11 では機能しません。ServiceMeshExtension
は Red Hat OpenShift Service Mesh 2.2 で非推奨となったため、この既知の問題は修正されず、エクステンションをWasmPluging
に移行する必要があります。 -
OSSM-1396 ゲートウェイリソースに
spec.externalIPs
設定が含まれている場合には、ゲートウェイは、ServiceMeshControlPlane
の更新時に再作成されずに削除され、再作成されることはありません。
OSSM-1052 Service Mesh コントロールプレーンで入力ゲートウェイのサービス
ExternalIP
を設定すると、サービスは作成されません。SMCP のスキーマには、サービスのパラメーターがありません。回避策: SMCP 仕様でゲートウェイの作成を無効にして、(サービス、ロール、および RoleBinding など) ゲートウェイのデプロイメントを完全に手動で管理します。