1.18.9.2. フェデレーション信頼ドメインパラメーターについて
フェデレーションの各メッシュには、一意の信頼ドメインが必要です。この値は、ServiceMesh Peer
リソースでメッシュフェデレーションを設定する時に使用されます。
kind: ServiceMeshControlPlane metadata: name: red-mesh namespace: red-mesh-system spec: security: trust: domain: red-mesh.local
パラメーター | 説明 | 値 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
spec: security: trust: domain: | メッシュの信頼ドメインの一意の名前を指定するために使用されます。ドメインは、フェデレーション内のすべてのメッシュで一意である必要があります。 |
| 該当なし |
コンソールからの手順
以下の手順に従って、OpenShift Container Platform Web コンソールで ServiceMeshControlPlane
を編集します。この例では、red-mesh
をサンプルとして使用しています。
- cluster-admin ロールが割り当てられたユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
-
Operators
Installed Operators に移動します。 -
Project メニューをクリックし、Service Mesh コントロールプレーンをインストールしたプロジェクトを選択します。例:
red-mesh-system
- Red Hat OpenShift Service Mesh Operator をクリックします。
-
Istio Service Mesh Control Plane タブで、
ServiceMeshControlPlane
の名前 (red-mesh
など) をクリックします。 -
Create ServiceMeshControlPlane Details ページで、
YAML
をクリックして設定を変更します。 -
ServiceMeshControlPlane
を変更してフェデレーション Ingress および egress ゲートウェイを追加し、信頼ドメインを指定します。 - Save をクリックします。
CLI からの手順
以下の手順に従って、コマンドラインで ServiceMeshControlPlane
を作成するか、または編集します。この例では、red-mesh
をサンプルとして使用しています。
cluster-admin
ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform CLI にログインします。以下のコマンドを入力します。次に、プロンプトが表示されたら、ユーザー名とパスワードを入力します。$ oc login --username=<NAMEOFUSER> https://<HOSTNAME>:6443
Service Mesh コントロールプレーンをインストールしたプロジェクト (例: red-mesh-system) に切り替えます。
$ oc project red-mesh-system
-
ServiceMeshControlPlane
ファイルを編集し、フェデレーション Ingress および egress ゲートウェイを追加して信頼ドメインを指定します。 以下のコマンドを実行して Service Mesh コントロールプレーンを編集します。ここで、
red-mesh-system
はシステムの namespace であり、red-mesh
はServiceMeshControlPlane
オブジェクトの名前になります。$ oc edit -n red-mesh-system smcp red-mesh
以下のコマンドを実行して、Service Mesh コントロールプレーンのインストールのステータスを確認します。このコマンドでは、
red-mesh-system
がシステム namespace に置き換えます。$ oc get smcp -n red-mesh-system
READY 列にすべてのコンポーネントが準備状態であることが示されると、インストールは正常に終了しています。
NAME READY STATUS PROFILES VERSION AGE red-mesh 10/10 ComponentsReady ["default"] 2.1.0 4m25s