5.3.3. コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー
5.3.3.1. コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー
クラスターはコントロールプレーン証明書の期限切れの状態から自動的に回復できます。
ただし、kubelet 証明書を回復するために保留状態の node-bootstrapper
証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。ユーザーによってプロビジョニングされるインストールの場合は、保留中の kubelet 提供の CSR を承認しないといけない場合があります。
保留中の CSR を承認するには、以下の手順に従います。
手順
現在の CSR の一覧を取得します。
$ oc get csr
出力例
NAME AGE SIGNERNAME REQUESTOR CONDITION csr-2s94x 8m3s kubernetes.io/kubelet-serving system:node:<node_name> Pending 1 csr-4bd6t 8m3s kubernetes.io/kubelet-serving system:node:<node_name> Pending 2 csr-4hl85 13m kubernetes.io/kube-apiserver-client-kubelet system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending 3 csr-zhhhp 3m8s kubernetes.io/kube-apiserver-client-kubelet system:serviceaccount:openshift-machine-config-operator:node-bootstrapper Pending 4 ...
CSR の詳細をレビューし、これが有効であることを確認します。
$ oc describe csr <csr_name> 1
- 1
<csr_name>
は、現行の CSR の一覧からの CSR の名前です。
それぞれの有効な
node-bootstrapper
CSR を承認します。$ oc adm certificate approve <csr_name>
ユーザーによってプロビジョニングされるインストールの場合は、それぞれの有効な kubelet 提供の CSR を承認します。
$ oc adm certificate approve <csr_name>