2.6.3. マシンセットの作成
インストールプログラムによって作成されるものに加え、独自のマシンセットを作成して、選択する特定のワークロードに対するマシンのコンピュートリソースを動的に管理することができます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイすること。
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
cluster-admin
パーミッションを持つユーザーとして、oc
にログインする。 - クラスター API 名に基づいて vCenter インスタンス内にタグを作成します。このタグは、OpenShift Container Platform ノードをプロビジョニングされた仮想マシン (VM) に関連付けるためにマシンセットによって使用されます。vCenter でタグを作成する方法については、VMware ドキュメントで、vSphere タグおよび属性 について参照してください。
- vCenter インスタンスに仮想マシンをデプロイするのに必要なパーミッションがあり、指定されたデータストアへのアクセス権限が必要です。
手順
説明されているようにマシンセット カスタムリソース (CR) サンプルを含む新規 YAML ファイルを作成し、そのファイルに
<file_name>.yaml
という名前を付けます。<clusterID>
および<role>
パラメーターの値を設定していることを確認します。特定のフィールドに設定する値が不明な場合は、クラスターから既存のマシンセットを確認できます。
$ oc get machinesets -n openshift-machine-api
出力例
NAME DESIRED CURRENT READY AVAILABLE AGE agl030519-vplxk-worker-us-east-1a 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1b 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1c 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1d 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1e 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1f 0 0 55m
特定のマシンセットの値を確認します。
$ oc get machineset <machineset_name> -n \ openshift-machine-api -o yaml
出力例
... template: metadata: labels: machine.openshift.io/cluster-api-cluster: agl030519-vplxk 1 machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: worker 2 machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: worker machine.openshift.io/cluster-api-machineset: agl030519-vplxk-worker-us-east-1a
新規
MachineSet
CR を作成します。$ oc create -f <file_name>.yaml
マシンセットの一覧を表示します。
$ oc get machineset -n openshift-machine-api
出力例
NAME DESIRED CURRENT READY AVAILABLE AGE agl030519-vplxk-infra-us-east-1a 1 1 1 1 11m agl030519-vplxk-worker-us-east-1a 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1b 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1c 1 1 1 1 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1d 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1e 0 0 55m agl030519-vplxk-worker-us-east-1f 0 0 55m
新規のマシンセットが利用可能な場合、
DESIRED
およびCURRENT
の値は一致します。マシンセットが利用可能でない場合、数分待機してからコマンドを再度実行します。