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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.5.6.8. Webhook の定義
Webhook により、リソースがオブジェクトストアに保存され、Operator コントローラーによって処理される前に、Operator の作成者はリソースのインターセプト、変更、許可、および拒否を実行することができます。Operator Lifecycle Manager (OLM) は、Operator と共に提供される際にこれらの Webhook のライフサイクルを管理できます。
Operator のクラスターサービスバージョン (CSV) リソースには、以下のタイプの Webhook を定義するために webhookdefinitions
セクションを含めることができます。
- 受付 Webhook (検証および変更用)
- 変換 Webhook
手順
webhookdefinitions
セクションを Operator の CSV のspec
セクションに追加し、type
としてValidatingAdmissionWebhook
、MutatingAdmissionWebhook
、またはConversionWebhook
を使用して Webhook 定義を追加します。以下の例には、3 つのタイプの Webhook がすべて含まれます。Webhook が含まれる CSV
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5.6.8.1. OLM についての Webhook の考慮事項 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して Webhook で Operator をデプロイする場合、以下を定義する必要があります。
-
type
フィールドはValidatingAdmissionWebhook
、MutatingAdmissionWebhook
、またはConversionWebhook
のいずれかに設定する必要があります。そうでないと、CSV は失敗フェーズに置かれます。 -
CSV には、
webhookdefinition
のdeploymentName
フィールドに指定される値に等しい名前のデプロイメントが含まれる必要があります。
Webhook が作成されると、OLM は、Operator がデプロイされる Operator グループに一致する namespace でのみ Webhook が機能するようにします。
認証局についての制約
OLM は、各デプロイメントに単一の認証局 (CA) を提供するように設定されます。CA を生成してデプロイメントにマウントするロジックは、元々 API サービスのライフサイクルロジックで使用されていました。結果は、以下のようになります。
-
TLS 証明書ファイルは、
/apiserver.local.config/certificates/apiserver.crt
にあるデプロイメントにマウントされます。 -
TLS キーファイルは、
/apiserver.local.config/certificates/apiserver.key
にあるデプロイメントにマウントされます。
受付 Webhook ルールについての制約
Operator がクラスターをリカバリー不可能な状態に設定しないようにするため、OLM は受付 Webhook に定義されたルールが以下の要求のいずれかをインターセプトする場合に、失敗フェーズに CSV を配置します。
- すべてのグループをターゲットとする要求
-
operators.coreos.com
グループをターゲットとする要求 -
ValidatingWebhookConfigurations
またはMutatingWebhookConfigurations
リソースをターゲットとする要求
変換 Webhook の制約
OLM は、変換 Webhook 定義が以下の制約に準拠しない場合に、失敗フェーズに CSV を配置します。
-
変換 Webhook と特長とする CSV は、
AllNamespaces
インストールモードのみをサポートできます。 -
変換 Webhook がターゲットとする CRD では、
spec.preserveUnknownFields
フィールドをfalse
またはnil
に設定する必要があります。 - CSV で定義される変換 Webhook は所有 CRD をターゲットにする必要があります。
- 特定の CRD には、クラスター全体で 1 つの変換 Webhook のみを使用できます。