6.4.3. 既知の問題
- 以前のバージョンの Red Hat OpenShift Pipelines からアップグレードする場合は、既存のデプロイメントを削除してから Red Hat OpenShift Pipelines バージョン 1.0 にアップグレードする必要があります。既存のデプロイメントを削除するには、まずカスタムリソースを削除してから Red Hat OpenShift Pipelines Operator をアンインストールする必要があります。詳細は、Red Hat OpenShift Pipelines のアンインストールについてのセクションを参照してください。
-
同じ
v1alpha1
Task を複数回送信すると、エラーが発生します。v1alpha1
Task の再送信時に、oc apply
ではなくoc replace
を使用します。 buildah
ClusterTask は、新規ユーザーがコンテナーに追加されると機能しません。Operator がインストールされると、
buildah
ClusterTask の--storage-driver
フラグが指定されていないため、フラグはデフォルト値に設定されます。これにより、ストレージドライバーが正しく設定されなくなることがあります。新規ユーザーが追加されると、storage-driver が間違っている場合に、buildah
ClusterTask が以下のエラーを出して失敗します。useradd: /etc/passwd.8: lock file already used useradd: cannot lock /etc/passwd; try again later.
回避策として、
buildah-task.yaml
ファイルで--storage-driver
フラグの値をoverlay
に手動で設定します。cluster-admin
としてクラスターにログインします。$ oc login -u <login> -p <password> https://openshift.example.com:6443
oc edit
コマンドを使用してbuildah
ClusterTask を編集します。$ oc edit clustertask buildah
buildah
clustertask YAML ファイルの現行バージョンがEDITOR
環境変数で設定されたエディターで開かれます。steps
フィールドで、以下のcommand
フィールドを見つけます。command: ['buildah', 'bud', '--format=$(params.FORMAT)', '--tls-verify=$(params.TLSVERIFY)', '--layers', '-f', '$(params.DOCKERFILE)', '-t', '$(resources.outputs.image.url)', '$(params.CONTEXT)']
command
フィールドを以下に置き換えます。command: ['buildah', '--storage-driver=overlay', 'bud', '--format=$(params.FORMAT)', '--tls-verify=$(params.TLSVERIFY)', '--no-cache', '-f', '$(params.DOCKERFILE)', '-t', '$(params.IMAGE)', '$(params.CONTEXT)']
- ファイルを保存して終了します。
または、Pipelines
Cluster Tasks buildah に移動して、 buildah
ClusterTask YAML ファイルを Web コンソール上で直接変更することもできます。Actions メニューから Edit Cluster Task を選択し、直前の手順のようにcommand
フィールドを置き換えます。