4.2.2. ノードセレクター


特定のノードセットでメータリングコンポーネントを実行できます。メータリングコンポーネントに nodeSelector を設定し、コンポーネントがスケジュールされる場所を制御します。以下の node-selectors.yaml ファイルは、各コンポーネントのノードセレクターを設定する例を示しています。

注記

オペランド Pod の特定のノードセレクターを設定する前に、openshift.io/node-selector: "" namespace アノテーションをメータリング namespace YAML ファイルに追加します。"" をアノテーションの値として指定します。

apiVersion: metering.openshift.io/v1
kind: MeteringConfig
metadata:
  name: "operator-metering"
spec:
  reporting-operator:
    spec:
      nodeSelector:
        "node-role.kubernetes.io/infra": "" 1

  presto:
    spec:
      coordinator:
        nodeSelector:
          "node-role.kubernetes.io/infra": "" 2
      worker:
        nodeSelector:
          "node-role.kubernetes.io/infra": "" 3
  hive:
    spec:
      metastore:
        nodeSelector:
          "node-role.kubernetes.io/infra": "" 4
      server:
        nodeSelector:
          "node-role.kubernetes.io/infra": "" 5
1 2 3 4 5
適切な値が設定された nodeSelector パラメーターを、移動する必要のあるコンポーネントに追加します。表示されている形式の nodeSelector を使用することも、ノードに指定された値に基づいてキーと値のペアを使用することもできます。
注記

オペランド Pod の特定のノードセレクターを設定する前に、openshift.io/node-selector: "" namespace アノテーションをメータリング namespace YAML ファイルに追加します。openshift.io/node-selector アノテーションがプロジェクトに設定されている場合、その値はクラスター全体の Scheduler オブジェクトの spec.defaultNodeSelector フィールドの値に優先して使用されます。

検証

以下のチェックのいずれかを実行してメータリングノードセレクターを検証できます。

  • メータリングのすべての Pod が MeteringConfig カスタムリソースで設定されるノードの IP に適切にスケジュールされていることを確認します。

    1. openshift-metering namespace のすべての Pod を確認します。

      $ oc --namespace openshift-metering get pods -o wide

      出力には、openshift-metering namespace で実行される各 Pod の NODE および対応する IP が表示されます。

      出力例

      NAME                                  READY   STATUS    RESTARTS   AGE     IP            NODE                                         NOMINATED NODE   READINESS GATES
      hive-metastore-0                      1/2     Running   0          4m33s   10.129.2.26   ip-10-0-210-167.us-east-2.compute.internal   <none>           <none>
      hive-server-0                         2/3     Running   0          4m21s   10.128.2.26   ip-10-0-150-175.us-east-2.compute.internal   <none>           <none>
      metering-operator-964b4fb55-4p699     2/2     Running   0          7h30m   10.131.0.33   ip-10-0-189-6.us-east-2.compute.internal     <none>           <none>
      nfs-server                            1/1     Running   0          7h30m   10.129.2.24   ip-10-0-210-167.us-east-2.compute.internal   <none>           <none>
      presto-coordinator-0                  2/2     Running   0          4m8s    10.131.0.35   ip-10-0-189-6.us-east-2.compute.internal     <none>           <none>
      reporting-operator-869b854c78-8g2x5   1/2     Running   0          7h27m   10.128.2.25   ip-10-0-150-175.us-east-2.compute.internal   <none>           <none>

    2. openshift-metering namespace のノードを、クラスター内の各ノードの NAME と比較します。

      $ oc get nodes

      出力例

      NAME                                         STATUS   ROLES    AGE   VERSION
      ip-10-0-147-106.us-east-2.compute.internal   Ready    master   14h   v1.19.0+6025c28
      ip-10-0-150-175.us-east-2.compute.internal   Ready    worker   14h   v1.19.0+6025c28
      ip-10-0-175-23.us-east-2.compute.internal    Ready    master   14h   v1.19.0+6025c28
      ip-10-0-189-6.us-east-2.compute.internal     Ready    worker   14h   v1.19.0+6025c28
      ip-10-0-205-158.us-east-2.compute.internal   Ready    master   14h   v1.19.0+6025c28
      ip-10-0-210-167.us-east-2.compute.internal   Ready    worker   14h   v1.19.0+6025c28

  • MeteringConfig カスタムリソースのノードセレクターの設定が、メータリングオペランド Pod がスケジュールされないようにクラスター全体のノードセレクター設定に干渉しないことを確認します。

    • クラスター全体の Scheduler オブジェクトで spec.defaultNodeSelector フィールドを確認します。ここには、デフォルトで Pod がスケジュールされている場所が示されます。

      $ oc get schedulers.config.openshift.io cluster -o yaml
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