4.2. OADP のインストールおよび設定
4.2.1. OADP のインストールについて
クラスター管理者は、OADP Operator をインストールして、OpenShift API for Data Protection (OADP) をインストールします。OADP オペレーターは Velero 1.7 をインストールします。
Kubernetes リソースと内部イメージをバックアップするには、次のいずれかのストレージタイプなど、バックアップ場所としてオブジェクトストレージが必要です。
- Amazon Web Services
- Microsoft Azure
- Google Cloud Platform
- Multicloud Object Gateway
- Noobaa や Minio などの S3 互換のオブジェクトストレージ
S3 ストレージ用の CloudStorage
API は、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
スナップショットまたは Restic を使用して、永続ボリューム (PV) をバックアップできます。
スナップショットを使用して PV をバックアップするには、ネイティブスナップショット API または Container Storage Interface (CSI) スナップショットのいずれかをサポートするクラウドプロバイダー (次のいずれかのクラウドプロバイダーなど) が必要です。
- Amazon Web Services
- Microsoft Azure
- Google Cloud Platform
- OpenShift Container Storage などの CSI スナップショット対応のクラウドプロバイダー
クラウドプロバイダーがスナップショットをサポートしていない場合、またはストレージが NFS の場合は、Restic を使用してアプリケーションをバックアップできます。
ストレージプロバイダー認証情報用の Secret
オブジェクトを作成してから、Data Protection Application をインストールします。
関連情報
- Velero ドキュメント のバックアップ場所およびスナップショット場所の概要。